「アトム電子パンチャー」

(少年昭和38年10月号付録)

アトム電子パンチャーなるものです。いろいろな分野の問題と答えが書かれた円板を回しちょうど正解が出てきた時、「正解です」と書かれた聖火のトーチをアトムが持ち上げるという仕掛けになっています。
それぞれの円盤を紹介しますが、問題はなかなか難しいですね。プロ野球のボールの重さなんて知りませんでした。

すでに鉄腕アトムの放映が開始しており、スポンサーである明治製菓のマーブルチョコレートの宣伝が前面に出ています。また、昭和38年頃は、昭和39年の東京オリンピックに向けて日本全体がオリンピック一色でした。アトムが聖火を挙げているのは、このためだろうと思われます。

少年昭和38年10月号










   
   
   
   










聖火を持ったアトムの手は輪ゴムの力で跳ね上がる。



少年昭和38年9月号の次号予告。マーブルチョコの文字はありません。

この頃の漫画月刊誌は本誌の他に、漫画小冊子の束、組み立て付録などが挟まっていて、分厚つい状態で本屋さんに並んでいました。

ちなみにここで紹介している本の売価は160円。今では信じられないくらい安価に思いますが、当時は週刊誌が40円くらいの時代で、当時の普通の家の子供にとっては高嶺の花でした。本当にあこがれの対象だったな。。。