どろろ、百鬼丸対妖怪の決闘

（ａ）

（ｂ）

百鬼丸から飛び出した刀が妖怪の腹に命中すると、妖怪の頭が倒れるというしかけの付録。
箱の裏面は、玉を指ではじいて停止したところの妖怪の得点を競うというもの。
どちらも単純なゲームですが、まんが王は、冒険王より年齢が下の読者層向けだったためかもしれないです。

まんが王には、昭和４４年５月号から９月号まで「まんが王カラーテレビ劇場」というコーナーでカラーページのどろろが連載されました。製作は手塚プロダクションでタッチは手塚先生とは異なります。連載の趣旨はどろろのテレビ放映の番宣だったようです。今回紹介する付録は、この連載関連の企画ということでしょうね。
テレビでどろろが放映されたのは、昭和４４年４月から９月なので、この連載時期とまったく重なっています。

ちなみに、１０月号には、「総まとめの巻」として簡単にストーリーのダイジェストを紹介していますが、カラーページではありません。

（ｃ）
テレビ放映終了まじかだったためか、表紙にどろろの絵はありません。
５月号から８月号には表紙のどこかにどろろの絵があります。

（ｄ）

付録の絵も手塚先生のものとは異なります。手塚プロダクションのどなたかが描かれたのでしょうか?

厚紙にカラーコピーして、実際に遊んでみましたが、まず妖怪のお腹に百鬼丸の刀がなかなか当たりません。また、ようやく当たっても妖怪の頭を倒すしかけに必要な力が発生しないようで妖怪を倒せません。とてもデリケートな調整が必要なようです。

（ｅ）

（ｆ）

（ｇ）

（ｈ）

（ｉ）
刀がゴムにより飛び出します。

（動画）
↓

（ｊ）
上の絵をクリックすると動画に飛びます。
戻りは、見ているデバイスにより違いますが、
動画の画面を閉じたりそれぞれ前の状態に「戻る」
という機能でここに戻れると思います。

（ｋ）
妖怪の腹に刀が命中すると頭が後ろに倒れます。

（ｌ）
妖怪かどうかは疑問ですが、有名な怪物が並んでいます。何故かお岩さんもいます。

（ｍ）
遊び方は簡単です。丸い玉よりおはじきをつかった方がよいかと思います。